Kibanaではじめるダッシュボードについて発表してきました #gihyo_efk
先日2014年9月9日(火)に開かれた『サーバ/インフラエンジニア養成読本 ログ収集〜可視化編』 出版記念!執筆者が語る大講演会!で、「Kibanaで始めるダッシュボード」というタイトルで発表させて頂きました。会場のGMOのみなさま、Treasure Data、技術評論社のみなさま、どうもありがとうございました。
養成読本で担当したKibanaの内容を中心に、Kibanaをつかったらこんなかんじで簡単にダッシュボードをはじめられるよ、という内容を発表しました。こういうかんじのログがあれば、とりあえずKibanaにつっこむだけで皆様の生活にダッシュボードを見る時間を組み込めるのではないでしょうか。Kibanaをはじめとしたダッシュボードを見ることがテストを書くことと同じように、業務として一般的になっていくんじゃないかと思っています。
Kibanaの詳しい使い方は本にたくさん書いたので是非買って頂けるとうれしいです。
サーバ/インフラエンジニア養成読本 ログ収集~可視化編 [現場主導のデータ分析環境を構築!] (Software Design plus)
- 作者: 鈴木健太,吉田健太郎,大谷純,道井俊介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/08/08
- メディア: 大型本
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感想としましては、本名で喋るの久しぶりだったんですが、大学の先輩だったり後輩だったり、5年ぶりに再開できたりしてうれしかったです。
パネルディスカッション
後半のパネルディスカッションについては @suzu_v さんがまとめてくれてるのが詳しいです。
司会の@naoya_ito さんのおかげでとても楽しく喋ることができました。話題がいろいろあったんですが、いくつか後で思ったことをまとめておきます。
ログ解析をするのはインフラエンジニアなのか?
弊社の組織上インフラチームがはじめやすい立場にいたというだけで、サーバサイドのエンジニアがはじめてもおかしくないし、結果論的にインフラエンジニアが多かっただけではないでしょうか。重要なところは、書籍のサブタイトルにあるように"現場主導のデータ分析環境を構築!"というところで、ログエンジニアみたいな人がシステムを作ったわけではなく、エンジニアがテストをまわすように、リリースしたものの効果を検証できる環境を自ら構築したことだと思っています。最近では技術基盤を専任で行うチームも増えてきているようですが、エンジニアの立場にたってユーザのために働くために、データ分析基盤が必要になってきたのは自然な流れだと思います。
A/Bテストやめよう
これ発言するまで、 @naoya_ito さんがplanBCDやってるの完全に忘れてたんですが、発言の本意はA/Bテストばっかりやっててもしょうがないよね、というところで、A/Bテストの手法自体を否定しているわけではないです。ログエンジニアと同じようにA/Bテストエンジニアみたいな人がいてもしょうがないわけで、重要なことは、我々の目的はログ収集やA/Bテストではなくて、「お絵かきがもっと楽しくなる場所をつくる」だったり、それなりの目的があるということです。
他にもいろいろな話題が出たんですが、まだふわふわしていてあまり整理できていません(笑)。ユーザの行動を把握することはとても良いことですが、いままで適当につくってこわしてやってたのがちゃんと確認出来るようになったというところが大きな変化で、それ以上でもそれ以下でもない気がしています。データ分析だけをがんばるのではなく、ちゃんと目標をわすれずに精進していかなければならないなと再確認しました。