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自作サーバ同窓会に参加してきました

もう1週間前になりますが、3月5日に開かれた自作サーバ同窓会に参加してきました。主催の@stanakaさん、会場提供頂いたフリークアウトさんありがとうございました。自作サーバカンファレンスが開かれた当時、私はまだ大学生でしたが、現役の方に話してもらいたい、ということで誘って頂けました。皆様ありがとうございます。

スライドにもありますが補足しておきますと、弊社ではデータセンターで自作サーバを動かすということはしておらず、自社サーバールームのルミナスラックで運用しており、プロダクション環境の自作サーバは既に引退しています。19インチラックにベニヤ版を突っ込むようなことはしていません。補足おしまい。

行き着く先はクラウドなのか

何かとクラウドと比べられがちだけど、クラウドを使わない理由は、データセンターのコストをそれより低くできているだとか、サービスの適正がクラウドよりもオンプレに向いているだとかそういうことである。pixivはクラウドよりも安くできる基盤が既にできあがっているので使っていないだけで、Amazon EC2も使っているし、他社のクラウドを使うこともある。発表中に自社データセンターにデータ解析基盤を作りたいと発言したけど、クラウドの基盤も一緒に検討している。結局向き不向きである。

台数が増えてきたらクラウドに行った方が良いかというと、そんなことはなくて、基盤整備するのに必要なコストはあまり変わらないんじゃないかな。ただ、このようなクラウドを使うのか、オンプレを使うのかという議論は、ハードウェア、ネットワークの調達、見積りに対して造詣が深く、その上に基盤を構築できるエンジニアがいて初めて成り立つのであって、そういうエンジニアがいないときは素直にクラウドを選ぶしかないんだと思う。

自作サーバをやるべきか

19インチラックに自作サーバを押し込むの全くおすすめしないし、今ではプロダクション環境で使うとかあり得ないなーと思うけど、今日も福利厚生として自作サーバラックを増やしましょう、みたいな話題があったので、弊社の自作サーバはなかなかなくなりそうにない。勉強するために本を買うのと一緒で、エンジニアがハードウェアを勉強できる場所を作るのはとても良いことだ。検証環境にもなるし、そんなに高くないし。あと、こういう経験もできないですしね。